本研究では、COVID-19パンデミックの制約下で「人間の視る行為」についてデータ収集とモデル化を試みた。また人間の自然行動を模倣するロボットの開発により、人間の行動理解とAIとの新たなコミュニケーション手法の開発を目指した。開発したロボットの設計デザインはオンラインにて公開している。さらに、脳波デバイスを用いたAIとのコミュニケーションの基礎研究を開始した。これらの成果は、今後の実験によるデータ取得によって補完されて、当初目的のように自然なロボットの振る舞いを実現できるようになる。また、大規模言語モデルの大きな進展により、その外側を担うロボットの重要性が上がっており、開発の土台となるだろう。
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