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2022 年度 研究成果報告書

自律移動ロボットによる場所概念学習の効率化のための能動的意思決定

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19900
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分61050:知能ロボティクス関連
研究機関立命館大学

研究代表者

谷口 彰  立命館大学, 情報理工学部, 講師 (70831387)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード能動探索 / 能動学習 / 能動的推論 / 確率的生成モデル / 自律移動ロボット
研究成果の概要

研究成果として,場所概念形成のための確率的生成モデルにおいて,パーティクルフィルタによる逐次ベイズ推論と情報利得に基づく探索位置決定を組み合わせた能動推論アルゴリズムを提案した.実験では,提案手法は家庭環境において,より正確かつ効率的に場所概念を形成できることを示した.
この他に,場所概念の高精度かつ軽量なオンライン学習アルゴリズムにおける実証実験やサービスタスクにおけるロボットの行動決定問題に取り組んだ.また,空間認知を司る脳部位である海馬体を参照した確率的生成モデルの基盤を構築した.

自由記述の分野

記号創発ロボティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

人同士のコミュニケーションにおいて,わからないことを聞く能力は重要である.ロボットにおいても同様であり,教示された内容の受動的な学習や命令された内容の一方的な実行のみでは本質的な意味での人とロボットの協働は実現できない.自らの知識獲得のために人に質問する能動学習は,人との言語的コミュニケーションの能力を拡張できる.能動学習は,知識を活用したタスク実行の能力と組み合わせることにより,言語を学習・使用し行動意思決定する高度な自律性の実現につながると考える.空間に関する汎用的な知識を持つロボットは,ナビゲーションを始めとする様々なタスクや場所ごとに適切な生活支援の実現につながることが期待される.

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公開日: 2024-01-30  

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