サプライチェーンの国際化に伴い産業活動が資源生産国に誘発する影響への注目が高まっている。本研究では日本が国際サプライチェーンを通して資源生産国にもたらす金属資源の利用可能性への影響を明らかにするとともに、その影響の軽減に向けて重要な要素 (ホットスポット) の特定を行った。さらに世界における将来の金属生産量とその生産に伴う温室効果ガス (GHG) 排出量の推計と資源枯渇への影響の評価を行った。GHG排出量の推計結果と気候変動目標との比較とシナリオ分析を行い、気候変動目標達成に向けて効果的な対策についての分析を行った。
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