昨年度は科学研究費の研究課題の業績及び既存の研究成果をまとめて、『恨の誕生:李御寧・ナショナルアイデンティティー・植民地主義』(駿河台出版社)を7月に出版した。 拙著中の「大衆における恨(新聞調査)」「大衆における恨(映画調査)」「李御寧の見た恨Ⅱ:解し/解きの文化の発見」「李御寧の恨言説を辿る」「パンソリ映画『西便制に見られる恨言説』」「韓国の恨言説の日本における受容と展開」「日本の韓国文化論における恨」という7本の論文が科研の成果である。 本の出版記念講演も神保町の「チェッコリ」という韓国関連の本屋で8月に実施し、市民に研究成果を公開することが出来た。 またコロナ中に滞っていた教団研究にも着手しはじめ、十分な資料収集が行え、その資料収集を本に考察も行え、現在研究成果として論文を制作中であり、論文も7割方完成している。
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