本研究を用いることにより、(1)カラー写真撮影するのみで経皮ビリルビンをとらえられる、(2)皮膚への接触・圧迫が不要となり測定者間で測定値のばらつきが生じない、(3)画像の補正技術を用いるため、早産児のように皮膚の未熟性があっても人種による皮膚色の違いがあっても影響を受けない、(4)体に接触せずに測定できるため細菌の交差接触感染が生じないことが可能となる。これは、今までの経皮ビリルビン計の常識では考えられない世界で初めての画期的な技術である。測定される新生児にとっては写真撮影を受けるのみのため、究極の非侵襲のビリルビン測定である。
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