研究課題
挑戦的研究(開拓)
本研究は植物の生体反応で発生する「生物フォトン」を媒体として、人と植物とのリアルタイムな異種間コミュニケーションの実現を目指し更に絵画、立体造形などの芸術的表現と融合させて新たな環境芸術を試みた。結論としては人間が植物の生物フォトンに与える影響は大変微弱であり、人間と植物の異種間コミュニケーションの成立までは更なる実験が必要である。芸術的な表現としてはフォトンの映像と絵画、立体造形との接点を実験的に探ることが出来、次世代の表現としてのヒントを得る事が出来たと言える。
芸術 環境 コミュニケーション 絵画
植物と人間との異種間のコミュニケーションを試みる事は、環境の変化を植物の視点から理解する事に繋がる。それは人の感覚を拡張する事になり、自然への理解を深めてより地球に対して持続可能な我々の活動に役立つ事になるだろう。その試みと芸術の融合は人々に対して感覚的に訴えかける力があり、経済的な利益ではなく人々へ新たな「見方」を提供する事になる。