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2021 年度 研究成果報告書

プレート内地震の高振幅短周期は本当か?-設計用入力地震動作成のための震源像-

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20290
補助金の研究課題番号 17H06215 (2017-2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2017-2019)
研究分野 建築学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

高井 伸雄  北海道大学, 工学研究院, 准教授 (10281792)

研究分担者 重藤 迪子  九州大学, 人間環境学研究院, 助教 (90708463)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31
キーワードプレート内地震 / プレート境界地震 / 短周期地震動
研究成果の概要

プレート境界で発生する地震と内陸地殻内地震の震源特性は,その頻度から過去に詳細な検討がなされてきたが,一方のプレート内部で発生する地震に関しては,検討例が少ない.ほぼ同規模,同位置のプレート境界地震とプレート内地震の震源特性を比較し,プレート内地震での高周波数励起が強いことを示した.また,同様に深さの異なるプレート内地震での比較も実施し,深い震源は浅い震源より高周波数励起が強いことを示した.比較的深く高周波数励起が強かった2018年北海道胆振東部地震で発生した危険な地震動の要因を,発生地域周辺の地下構造モデルを推定し,地域周辺の表層の地盤増幅特性と本震時の非線形効果であることを明らかにした.

自由記述の分野

地震工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

地震による構造物被害を減らすには,来たる地震動に対して適切な設計をもって構造物を設置しなければならない.近年ではプレート境界で発生する大地震・巨大地震によるいわゆる長周期地震動による被害・観測記録が蓄積されつつあり,予測精度も向上している.一方の短周期地震動を適切に予測するための,震源特性の検討は不十分である.日本海溝・千島海溝で発生したプレート境界で発生する地震とプレート内で発生する地震の震源特性を比較し,プレート内で発生する地震で短周期地震動を強く発生させる事を明らかにした.本手法と同様にして,今後プレート内地震の検討事例を蓄積することで,より正確な短周期地震動の予測が可能となる.

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公開日: 2023-01-30  

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