研究課題/領域番号 |
20K20356
|
補助金の研究課題番号 |
18H05340 (2018-2019)
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宇田 哲也 京都大学, 工学研究科, 教授 (80312651)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
|
キーワード | チタン / 金属熱還元法 / クロール法 / マグネシウム還元 / ハンター法 / ナトリウム還元 / その場観察 / 透過X線 |
研究成果の概要 |
金属チタンは塩化物に転換してからチタンに還元されている。この際に、どのような還元剤を用いるかによって、生成するチタンの形態などが変化する。本研究では、ナトリウムを還元剤とする場合と工業生産で用いられているマグネシウムを還元剤とする場合との比較検討を行い、そのメカニズムを推定した。また、チタンヨウ化物のマグネシウム還元についても実験を実施し、チタン塩化物をマグネシウムで還元する場合との違いを示した。
|
自由記述の分野 |
金属生産工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チタンは資源が豊富で優れた性質を持つにもかかわらず、その普及は進んでいない。主要な原因はその製造プロセスにある。特に、高温の密閉容器中で行われる金属熱還元反応工程には多くの改善余地があると考えられるが反応がブラックボックス化しており開発指針に欠ける状態である。本研究では、ナトリウム還元に関するその場観察実験を実施し反応メカニズムに関する重要な学術的知見を得た。今後、この知見をもとに新しいプロセスの開発が進むことを期待する。
|