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2021 年度 研究成果報告書

エタノール放出発熱ポリマーによる微小肺癌のMRIガイド下注入硬化治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20385
補助金の研究課題番号 18H05377 (2018-2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2018-2019)
審査区分 中区分50:腫瘍学およびその関連分野
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

島田 順一  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (60315942)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2022-03-31
キーワードエタノール放出ポリマー / 固形癌治療剤 / 局所硬化療法 / 超高磁場MRI / 非磁性針 / 高マンガンステンレス鋼 / 遷移性金属触媒 / 2液混合ノズル
研究成果の概要

初期の微小癌を「エタノール放出発熱ポリマー」の重合時に出るエタノールと熱で微小がんに細胞障害を惹起し、樹脂で固めて局所に物理的に孤立せしめ制御する方法論について日本国特許を取得した。重合時にエタノールを放出する固形癌治療剤2液については、スパコンでのシミュレーションを基に混合ノズルを金型から開発した。反応温度が70℃と高く硬化速度も速い樹脂の組み合わせを開発できた。硬化樹脂を混合ノズルを用いてブタ肺の胸膜直下に注入し直径1センチ程度の硬化巣の形成に成功した。MRI下で注入時に使用する針の材質については短期GLP試験も完了し日本国特許を取得した。安定した注入のできる注入装置を金型から製作できた。

自由記述の分野

医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

初期の微小癌を「エタノール放出発熱ポリマー」の重合時に出るエタノールと熱で微小がんに細胞障害を惹起し、樹脂でカチカチに固めて局所に物理的に孤立せしめ制御する方法論については日本国特許6447858を取得し、米国、中国の特許権取得に向け係争中であり、成立すれば、小さながんを体内で固めて殺して放置するという治療方法の考え方に道を拓く点学で挑戦的学術的意義がある。「外来のMRI手術室で、小さく見つかった腫瘍を的確に固めて動けなくして、局所治療して、日帰りする。」目標への基礎は揃っており、高齢者など保存的な治療が注目されるときに、本研究の基礎に社会的意義がある。

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公開日: 2023-01-30  

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