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2023 年度 研究成果報告書

1細胞解像度を有したプラナリア全RNAアトラスの創出

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20457
補助金の研究課題番号 19H05544 (2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2019)
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

林 哲太郎  国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 技師 (70745413)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワード1細胞RNAシーケンス / プラナリア / 全能性幹細胞 / 非ポリA型RNA / 全RNAアトラス / トータルRNAシーケンス / rRNA除去
研究成果の概要

プラナリアの再生能力を司る全能性幹細胞の分子制御メカニズムの全貌は明らかになっていない。特に非翻訳RNAを含む非ポリA型RNAの解析は手付かずのままである。そこで、本研究では、プラナリア全RNAアトラスの構築及び全能性幹細胞の維持・分化制御機構に関与する非ポリA型長鎖非翻訳RNAの遺伝子ネットワークの解明を目指し、新規に1細胞方向性全長トータルRNA-seq法の開発を行った。その結果、既存のどの手法よりも高感度なShin-RamDA-seq法の開発に成功した。Shin-RamDA-seq法を用いてプラナリア細胞を解析したところ、全能性幹細胞に特異的に発現する新規転写物の検出に成功した。

自由記述の分野

分子生物学、発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発したShin-RamDA-seq法は、モデル生物だけでなく非モデル生物にも応用できる手法であるため、1細胞RNA-seq技術として大きなブレークスルーとなっただけでなく、様々な生物の全RNAアトラスの創出に貢献できると期待される。非モデル生物の全RNAアトラスは個々の生物の基礎研究への寄与のみならず、生物固有のRNA配列情報からRNAを標的とした創薬や新規マーカーによる診断などに繋がることが期待される。また、プラナリアで初めての非ポリA型長鎖非翻訳RNAの網羅的解析が実現したことで、今後、その幹細胞制御メカニズムが明らかになれば、再生医療への貢献も期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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