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2022 年度 研究成果報告書

トランスレーショナル研究戦略による社会性異常のバイオマーカー同定

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20477
補助金の研究課題番号 19H05569 (2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2019)
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

掛山 正心  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (30353535)

研究分担者 吉岡 亘  麻布大学, 獣医学部, 准教授 (80425496)
山末 英典  浜松医科大学, 医学部, 教授 (80436493)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワード予防医学 / バイオマーカー / 衛生学
研究成果の概要

社会性に関する問題(社会行動異常)は、自閉スペクトラム症(ASD)をはじめとした発達障害の主症状の一つである。我々は、化学物質曝露マウスや社会隔離経験を受けたマウスの中で、行動表現型と脳活動パターンがASD当事者に類似する「環境要因ASDモデルマウス」を見出した。本研究では、これらのモデルマウスを利用し、環境要因によって生じる社会行動異常のバイオマーカーを同定することを目的とした。環境中化学物質曝露マウスを含む複数のモデルマウスに共通する遺伝子を複数同定した。動物とヒトの種間比較もあわせて行い、相関を示唆する遺伝子を同定した。

自由記述の分野

環境脳科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒト調査で見出された原因因子を検証し、あるいは未知の原因因子の曝露実験を行い、影響を未然に防ぐことが動物実験の役割である。ヒトと実験動物に共通するバイオマーカーは、動物バイオマーカーにはヒトへの外挿性情報を、ヒト・バイオマーカーには生物学的基盤情報を付与することとなり、利用価値が高いものとなる。また、唾液による検査は乳幼児対象の調査でも可能であり、社会医学、看護学および関連分野における貢献は甚大であ。ヒトと実験動物に共通するバイオマーカーは、今後のトランスレーショナル研究の礎となる。医学・薬学をはじめとした生命科学全般への波及効果を期待する。

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公開日: 2024-01-30  

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