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2023 年度 研究成果報告書

言語から見た日米マインドスケープ比較:データサイエンス志向型小説研究の試行

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20699
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分2:文学、言語学およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

石川 慎一郎  神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (90320994)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2024-03-31
キーワードコーパス / 日英対照分析 / イメージ研究 / マインドスケープ研究 / 自動語彙分析 / 計量的テキスト分析
研究成果の概要

異言語資料を用いた計量的マインドスケープ比較研究の基盤整備を行うべく、 (1)既存英米コーパスの小説モジュールと比較できるよう、三大文芸誌より日本語小説データを収集した。(2)言語学的解析を可能にする品詞タグ付けを実施し、専門家による修正を行った。(3)2種のAI翻訳で全日本語テキストに英訳付与を行った。(4)著作権処理を経て「6121JFIC」コーパスを公開した。(5)英語・日本語の複数テキストデータに対して自動で形態素解析を行い、統合頻度表を出力するEJWFTGを2023年度末に開発・公開した。同様の試みは過去に例が僅少で、新しい人文テキスト研究の可能性を広げる一助になると思われる。

自由記述の分野

コーパス言語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

伝統的な文学研究や、各種のイメージ研究、マインドスケープ(心象風景)研究は、分析者の主観に依存する部分が大きく、研究手法の記録と管理、また、研究結果の再現性の保証という点で、制約が多かった。本研究課題では、まずもって、日本語小説を時系列的に収集した新しい言語資源として6121JFICを構築したことで、既存の英米の小説コーパスと対照研究を行う素地が確立された。さらには、EJWFTGの開発とリリースにより、文芸テキストに限らず、日本語・英語の様々な言語テキストをオンライン上で単語レベルで解析し、統合語彙表を自動生成する環境が構築された。これらは、テキスト研究のさらなる発展の一助となりうる。

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公開日: 2025-01-30  

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