• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

化石化した英語音声に対する超音波舌画像視覚データの効果

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K20706
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分2:文学、言語学およびその関連分野
研究機関名城大学

研究代表者

西尾 由里  名城大学, 外国語学部, 教授 (20455059)

研究分担者 Rogers James  名城大学, 外国語学部, 准教授 (50533527)
上斗 晶代  県立広島大学, 人間文化学部, 名誉教授 (60196665)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2024-03-31
キーワード超音波舌画像 / 発音 / 化石化 / 発音困難度 / インテリジビリティ
研究成果の概要

日本語母語話者の英語発音には困難さが定着した状態、すなわち化石化されている状態がある(Gass & Selinker, 1992)。超音波舌画面によると/l/・/r/の発音に加えて、year とear の/j/ /i/ の発音も全く区別されず、特に/j/の発音で舌が硬口蓋の位置まで来ていないことが分かった。さらに、/w/発音については、/w/の発音時に/w/の軟口蓋まで舌が下がっていないことにより日本語の「わ」の発音になっていることが明らかになった。今後は、リアルタイムでのトレーニングの効果を明らかにし、視覚的な音声のICT教材作成に役立ている予定である。

自由記述の分野

外国語教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

大人の英語学習者は、NS(英語母語話者)との接触が少なく、コミュニケーションにおいて、内容理解が中心となるため、発音の仕方には注目がいかず、指導も十分ではないが、コミュニケーションの根幹をなす音声指導は不可欠であると考える。教室での発音指導は、指導者やNSの発音やビデオを視聴し模倣したり、発音記号から分析的に指導したりする場合が多い。しかし、口腔内での舌の位置や動きなどは視覚的に理解する方法の一つとして、舌の動きをリアルタイムで観察できる超音波測定機器を舌画像の視覚化データ採取する方法として使用し、その学習効果を見ることが本研究の目的である。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi