研究課題/領域番号 |
20K20834
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
米沢 崇 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20569222)
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研究分担者 |
中井 悠加 島根県立大学, 人間文化学部, 講師 (40710736)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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キーワード | チーム / チームワーク / チームワーク能力 / 学校組織 / 教員 / 教員の協働 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、学校組織(教員集団)におけるチームワーク及び教員個人のチームワーク能力に及ぼす影響要因や、チームワークとチームワーク能力の相互作用の内実、その相互作用がアウトカムに及ぼす影響について明らかにすることである。 1年目である2020年度は、コロナウイルス感染症の拡大により、調査協力機関・調査協力者とのラポール形成及び安定したデータ収集が困難であると判断し、学校・教員を対象とした質問紙調査を延期した。そこで、本研究の理論的枠組み及び調査計画をブラッシュアップするために、国内外の先行研究をナラティブレビューし、次のような知見を得た。 ①国内でも、学校組織・教員を対象としたチームワークに関する調査研究(稲川ほか、2016;三沢ほか、2019)が散見されるが、学校組織・教員を対象としたチーム及びチームワークの定義が明確になっていない。②海外では、Smith(2009)やVangriekena et al.(2013)など、学校組織・教員を対象としたチーム及びチームワークの定義の明確化が試みられている。③①と②を踏まえ、本研究における学校組織・教員を対象としたチーム及びチームワークの定義や条件の明確化を試みた。④国内外の研究において、学校という文脈の中で、チームワークとチームワーク能力の相互作用に着目することが重要である。 以上の知見を踏まえ、次年度に学校組織・教員を対象としたチームワークとチームワーク能力に関する調査研究を行うこととした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上述したように、コロナウイルス感染症の拡大により、学校・教員を対象とした質問紙調査を延期し、国内外の先行研究のナラティブレビューをするに留めた。そのため、学校組織・教員におけるチームワークとチームワーク能力の相互作用の内実等について量的に明らかにすることができなかった。 以上のことから本研究の目的の達成に向けて「やや遅れている」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は、研究計画の遅れを取り戻すため、オンラインによる調査も視野に入れて、小学校・中学校の管理職・教員を対象に自己評定・他者評定による量的研究を実施する。 また、ナラティブレビューによって得られた知見を取りまとめて研究成果として発信する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度においては、学校組織におけるチームワーク及び教員個人のチームワーク能力に及ぼす影響要因や、チームワークとチームワーク能力の相互作用の内実、その相互作用がアウトカムに及ぼす影響に関する質問紙調査にかかわる予算を計画的に執行できなかった。 そこで、次年度使用額については、質問紙調査及び成果発表の予算として執行する予定である。
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