研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では,心理学研究を(1)事前登録,(2)データ取得,(3) データ解析,(4)データ活用の4つの段階に分けた上で,それぞれに必要なDockerイメージやRパッケージを開発した。開発したDockerイメージやRパッケージなどを用いることで,低コストかつ再現可能性の高い心理学研究を遂行することができる。心理学者が導入しやすいように複数の学会においてツールを解説するワークショップやシンポジウムを行った。
臨床心理学
心理学における再現性の低さは,心理学の知見の蓄積や活用をする上で大きな問題となる。再現性を高めるため,データ収集前の研究仮説の登録,透明性の高いデータ収集法の採用,解析コードとデータの共有などが提案されているが,その実施には様々なコストが発生する。そこで,心理学研究の再現可能性を高めるために,心理学者がコストを掛けずに導入することができるクラウドツールを開発し,その使い方についての解説を行った。