FeNi および FeNiCo 合金粒子の窒化を試みた。Fe、Ni、Coイオンの共沈物を前駆体とし、これを水素ガス中で還元し、FeNiおよびFeNiCo合金粒子を得た。いずれの合金も面心立方(fcc)構造であることが確認された。その後、アンモニアと窒素の混合ガスを用いて窒化を行った。FeNi および FeNiCo 合金粒子の窒化処理により、単相の (Fe0.5Ni0.5)4N および (Fe0.5Ni0.45Co0.05)4N の生成が確認された。尚、窒化による粒子形状の大きな変化は観察されなかった。
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