研究課題/領域番号 |
20K21540
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分50:腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
椨 康一 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (10466469)
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研究分担者 |
田賀 哲也 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (40192629)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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キーワード | がん幹細胞 / 合成ポリマー / 人工微小環境 / 微小環境適合性 / オミクス / フェノミクス / polymerome / 層別化 |
研究成果の概要 |
がん患者の治療抵抗性や再発リスク(すなわちがん幹細胞性)を予測する新規診断法開発を目指して、多種合成ポリマー(人工微小環境)に対する遺伝子変異と起源の異なる細胞株の接着パターンを比較したところ、各細胞株が様々なポリマー嗜好性を呈することが明らかとなった。このような生きた細胞の網羅的な微小環境適合性を新規のオミクス階層polymerome(ポリメローム)と命名した。この新規オミクス概念を用いて、がん患者の抗がん剤感受性を判断できる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
腫瘍生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療抵抗性や再発リスクは層別化最大の目的でありながらも、それら特性を担う細胞(すなわちがん幹細胞)の層別法は未だ確立されていない。本研究で導出された新規のオミクス概念polymeromeは、網羅性を有する初めてのフェノミクス階層として従来のオミクス体系に変革をもたらすものであり、学術的に高い波及効果を有する。また、本研究で同定されたがん幹細胞診断ポリマーは、核酸・抗体に続く次世代の高分子シーズとして産業界に与えるインパクトも高く、将来的にがん研究・医療の方向性を大きく転換させる高い潜在性を有している。
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