研究課題/領域番号 |
20K21541
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分50:腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中馬 吉郎 新潟大学, 自然科学系, 研究教授 (40372263)
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研究分担者 |
伊東 孝祐 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20502397)
東元 祐一郎 久留米大学, 医学部, 教授 (40352124)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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キーワード | 光応答性 / DNAアプタマー / がん / プロテインホスファターゼ / 核酸医薬 |
研究成果の概要 |
現在幅広く利用されている抗体医薬は,細胞膜不透過性,高薬価,標的枯渇など多くの課題が存在する.本研究では,当研究室で独自開発したキューブ型IRDAptamer創薬をもとに,時空間的制御が容易な光刺激応答性IRDAptamerの開発を目指した.光刺激応答性塩基を組み込んだ相補鎖DNAを用いて,IRDAptamer分子の薬効制御を試みた.その結果,光刺激によりIRDAptamerの構造・機能を制御できることが明らかとなった.本研究により,IRDAptamer分子を光刺激により薬効をOn/Off制御できる分子基盤が構築され,副作用の少ない低侵襲性薬剤として展開できる可能性が示唆された.
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自由記述の分野 |
腫瘍学およびその関連分野
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体医薬は,がんを含む様々な疾患治療薬として幅広く利用されているが,細胞膜不透過性,高薬価,標的枯渇など多くの課題が存在する.本研究課題では,申請者らが独自に開発した細胞内透過能を有する刺激応答性DNAアプタマーを基盤技術として,光刺激によりIRDAptamer分子の構造・機能を制御できることを明らかとした.本研究成果は,IRDAptamerが光刺激により薬効制御可能な副作用の少ない低侵襲性創薬として使用できる可能性を示しており,本分子を抗体医薬の様々な課題を克服できる次世代創薬プラットホームとして展開することにより,学術的意義,ならびに社会的波及効果が期待できる.
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