身元不詳遺体の個人識別への画像利用の実践として、千葉県警に計25例の正式報告を行い、結果を日本災害学会、国際法医放射線画像診断学会(ISFRI)、国際災害学会で報告した。研究代表者は本研究領域の先進施設である豪州ビクトリア法医学研究所に留学、災害時ワーキンググループに参加し対応の実際を学び、同施設の法医放射線科医であるクリス・オドンネル博士との共同作業で死後画像ワークシートを改訂した。代表者は、ISFRIの大規模災害時ワーキンググループに参加、来年日本開催となるISFRIで本研究がテーマのシンポジウムを企画し、海外研究者との連携の中で多施設共同研究を視野にいれた研究発展を予定している。
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