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2021 年度 研究成果報告書

医・歯・看護の医療連携を飛躍させる「歯周病関連疾患の一括予測リキッドバイオシー」

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21714
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関徳島大学

研究代表者

吉田 賀弥  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (60363157)

研究分担者 岡村 裕彦  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (20380024)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワードリキッドバイオプシー / 歯周病 / 歯周病関連疾患 / マクロファージ / exosome / 細胞外小胞 / 糖尿病
研究成果の概要

歯周病は、糖尿病やアルツハイマー、関節リウマチなどの多種類の歯周病関連疾患を発症させるが、その発症リスクを特異的に検出する検査方法は無い。本研究では、多種類の歯周病関連疾患発症を一括に予測するリキッドバイオプシーの確立を目指し、まず「歯周病原菌に感染したマクロファージ」が糖尿病モデル環境下で産生するexosome中のmicro RNAを同定した。高グルコースとAGEの両条件に共通して増加するmicro RNAとして、最終的に4種類を抽出した。今後、これらのmicroRNAが、実際に糖尿病病態を反映するかを実証実験し、リキッドバイオプシーとして応用可能を判定する必要がある。

自由記述の分野

口腔保健学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究が目指すリキッドバイオプシーは、「歯周病に罹患しているため特に関連疾患の発症に注意が必要な患者」を特異的にスクリーニングし、“複数の”歯周病関連疾患リスクを一括して検出できる。これは、がんなどを検出する既存のリキッドバイオプシーには無い革新的な特性であり、実現すれば国民の健康に大きく寄与できる。
本研究では、糖尿病モデル環境下で歯周病原菌に感染したマクロファージexosomeから、実際に4種類のmicroRNAを抽出することができた。これらmicroRNAが本リキッドバイオプシーに応用できる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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