本研究は、従来の手法では観測が困難であった外洋域表層の微細スケール構造を自動観測する手法の開発を目的とした。そこで、 (1) 水中ドローン (SEASAM/Notilo Plus社) にメモリ式水温・塩分計(A7CT2-USB/JFEアドバンテック社)を取付けて、(2) 海面に係留したGPS搭載ブイ(SEASAM-Navigator/Notilo Plus社)経由で、(3) 調査船上からコントローラ上で設定した水中ドローンの移動経路をWiFiで水中ドローンに送信することで、水平方向を5 m、鉛直方向を0.1 mの解像度で水温・塩分を3次元的に自動観測するシステムを新たに開発した。
|