従来の内視鏡は直径数mmであり、2次元画像しか得られず、診療や手術で使用する際に限界があった。将来の次世代低侵襲医療においては内視鏡検査・手術の高度化が必要であり、体内へ挿入するファイバーの極細化はもとより、患部の3次元画像やラマン像の取得が必須である。本研究では、内視鏡のカラー3次元画像取得を想定し、光ファイバーを使った至近距離カラーLiDARの原理検証を行った。これにより将来は、低侵襲手術における目の役目を果たす内視鏡が現実化し、画期的なAI手術ロボットや低侵襲の体内深部ラマン診断へと発展する。
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