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2021 年度 研究成果報告書

近世期仮名遣い研究史における『和字正濫鈔』の再定置

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21954
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0102:文学、言語学およびその関連分野
研究機関北海道教育大学

研究代表者

久田 行雄  北海道教育大学, 教育学部, 講師 (60883189)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード仮名遣い / 契沖 / 和字正濫鈔
研究成果の概要

本研究は歴史的仮名遣いを発見したと評される契沖『和字正濫鈔』(元禄8年〈1695〉刊)の成果を、仮名遣いにおける学問の連続性という観点から捉え直すことを目指すものである。『和字正濫鈔』と先行する仮名遣い書を対照させ、影響関係を調査したところ、荒木田盛徴『類字仮名遣』(寛文6年〈1666〉刊)と『初心仮名遣』(元禄4年〈1691〉刊)と合致する語が少なからず存在することを明らかにし、『和字正濫鈔』は先行仮名遣い書の成果を取り入れた上で成立した可能性が高いことを明らかにした。

自由記述の分野

国語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

仮名遣い研究において画期的な成果と見なされてきてた『和字正濫鈔』を、仮名遣いにおける学問の連続性という観点から捉え直したことの意義は大きい。また、『和字正濫鈔』に掲載された語を計量的に分析する方法は、今後、他の仮名遣い書研究にも活用できるものと期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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