研究課題
室内空気汚染とそれによる健康影響から建築材料等の制限などの建築物においてシックハウス対策のための対策や規制がなされているが、室内に設置した家具やヒトの活動によってVOCsが放出されており、生活スタイルに個人差があるため、生活に由来する化学物質の放出を把握・制限することは難しい。そのため、化学物質を滞留させない空間を設計し、空気質をコントロールすることが必要であると考えられる。本研究では室内空気中VOCsの動態とそれに影響を与える要因を解明することで、様々な化学物質に対応したクリーンな空間のデザインに有用な成果を得ることができる。当研究室内にあるケミレスタウンの実証実験住宅を活用し、室内空気中VOCsの動態を調査するため、対象とする化学物質のモデルとなる物質として、実環境で頻繁に検出され、扱いやすいアセトンを選択した。モデル物質を実証実験住宅で散布し、環境センサーを用いてリアルタイムで化学物質の分布を測定し、室内空気中VOCsの動態とそれに影響を与える要因を測定・推定した。
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