本研究の目的は7T MRIを用いて脳動脈瘤およびその拍動をより詳細に描出し、定量的に評価可能な手法を開発するための基礎を確立することにあり、研究成果として拍動ファントムの作成、7T MRI用パルスシーケンスプログラム(ラジアル3D-T1強調画像)の作成、再構成プログラム(GRASP)の改良が挙げられる。ファントムの疑似動脈瘤は安定して長時間にわたり、任意の脈拍数で、最大で2mmほど拍動させることができ、7T MRIを用いて任意の空間的解像度、任意の時間的解像度の3次元動画として描出することに成功した。
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