本研究では多施設共同研究により約1000例の右心カテーテル検査と心エコー図画像の画像を収集し、ストレイン解析を行い、機械学習を用いて心内圧を推定するプログラムを作成した。従来から用いられているガイドライン推奨のアルゴリズムでは42.5%の患者で左室内圧推定ができなかったが、説明可能な機械学習技術(XAI)を用いたアルゴリズムにより、全例で推定ができ、外部検証データにおける受信者動作特性曲線下面積(AUC)も0.844(95%CI 0.793-0.894)と、ガイドライン推奨のアルゴリズムから有意に改善した(p=0.016)。これらの結果は学会発表し、また論文も投稿された。
|