研究成果の概要 |
重症筋無力症(Myasthenia gravis: MG)は,、神経筋接合部に対する抗体により惹起される自己免疫性疾患である。我々は, 抗アセチルコリン受容体抗体陽性のMG患者において末梢血中の濾胞性T細胞(Tfh)の頻度, 中でもinducible T cell costimulator (ICOS)を高発現したTfhの頻度が上昇しており、重症度と相関することを見出した。さらにTfhのIL-21、IL-17A、IL-4といったサイトカイン産性能はMGにおいて亢進してた。ICOS高発現Tfhの頻度は免疫治療により臨床症状の改善とともに低下し、MG活動性の免疫学的指標になる可能性が示唆された.。
|