強度変調回転放射線治療(VMAT)と、深吸気息止め照射(DIBH)を用いた乳房全切除術後放射線治療(PMRT)の治療計画モデルを作成した。研究計画書に従い、①VMAT(±DIBH)法による治療計画作成と心毒性や肺臓炎のリスク軽減効果の検討、②治療計画の安全性の実測評価、③過去のプラン情報を用いたKnowledge-based planning(KBP)を基に自動的に最適な治療計画の作成が可能となるモデル構築を行った。品質管理基準を満たしつつ、実臨床上有害事象の少ない治療が行えること、またその治療計画を用いて構築したモデルを使って作成した新規プランと元プランを比較することで有用性を確認した。
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