LPS活性化ミクログリア初代培養に対して臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)が及ぼす特性変化の解析を行った。活性化ミクログリアの炎症性サイトカイン、NFκB pathwayがUC-MSCにより有意に低下し、低下した貪食能やアクチンダイナミクスがUC-MSC共培養により改善することを証明した。またこれら現象のメカニズムとしてRhoGTPaseであるcdc42とRac1がUC-MSCで有意に上昇し、それにはPI3K/Akt-RhoGTPase pathwayの活性化が寄与していることを証明した。LPS刺激によってミトコンドリアの脱分極の程度は有意な変化はみられなかった。
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