PS-OCTコンソールを導入し、大阪公立大学医学部附属病院に設置した。倫理委員会の承認後、冠動脈インターベンションを行う患者を対象とし、慢性冠症候群患者(n=6)と急性冠症候群(n=5)患者を登録した。プラーク破綻やびらんによる血栓、血管内皮の治癒過程をと考えられる層状プラークについて、複屈折の差異を観察した。急性冠症候群患者の責任病変の複屈折は、慢性冠症候群患者の複屈折と比較して低いことから、細胞外マトリックス性状の差異が示唆された。今後さらに、症例数を増やし、追跡症例の画像解析を行なう予定である。
|