ドライアイは2,000万人以上が罹患する最も多い眼疾患であり、今後も増加が予想される。しかし、ドライアイの自覚症状は、乾燥感のみならず、羞明、眼精疲労、視力の低下など多岐にわたるため、不定愁訴とされ治療が行われないまま見逃される場合もあった。 本研究では、ドライアイ研究用スマホアプリから個々人のドライアイの自覚症状と環境因子・生活習慣・宿主因子等のドライアイと関連する医療ビッグデータを継続的に収集し、ドライアイの多様な自覚症状の層別化と、層別化された各クラスターの特徴を解明した。その結果、ドライアイの多様な症状は7つのクラスターに層別化され、各クラスター毎の特徴や関連因子が明らかにになった。
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