研究課題
研究活動スタート支援
IoTでは、デバイス上のある情報資源からデータを取得する資格のないユーザが、他の情報資源を経由してそのデータを取得できてしまう「不正情報流」が生じる問題がある。本研究では、不正情報流を引き起こすアクセス要求をデバイス上で検出し、禁止することで、不正情報流を防止可能な方式を実装した。さらに、本方式におけるアクセス要求処理時間の短縮と通信量の削減に取り組み、省電力化を行った。評価では、本方式を実装して評価し、上記取り組みの実現を示した。
情報セキュリティ・情報ネットワーク
IoTでは、センサデータを中心にシステム内で膨大かつ多種多様なデータが交換される。このようなシステムの安全性を保つためには、システム内を流れるデータについての情報流制御が重要となる。本研究では、従来のアクセス制御モデルでは対処しきれない不正情報流の防止と、その制御の省電力化を考えており、新規性と有用性がある。様々な場面、組織で利用されているIoTの安全化を促進し、産業発展に貢献する研究である。