研究課題/領域番号 |
20KK0002
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
寺田 寅彦 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30554456)
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研究分担者 |
三浦 篤 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10212226)
平田 裕美 (松井裕美) 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (40774500)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2026-03-31
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キーワード | フランス美術史 / フランス文学 / 情報工学 |
研究実績の概要 |
本研究は国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))を利用して現地調査や招聘事業などを行う予定にしていたが、2020年度は世界的なコロナウイルス感染のために予定していた現地調査および招聘事業はすべて実現しなかった。しかしながらフランス側共同研究カウンターパートであるEcole normale superieure (ENS)の研究ユニットArtlasの協力を得て国際シンポジウム「AIと人文科学:国境を越えて・分野を越えて」を開催することができた。本シンポジウムは本科研費研究と東京大学戦略的パートナーシップ大学プロジェクト・パリ・グランゼコール群がENSと共催で実施したものであり、2021年3月22、23日の2日にわたってZoomを使ったオンラインシンポジウムとして行われた。招聘者を含め発表者・参加者は全員オンラインで参加した。本研究の内容にふさわしい文理融合型のシンポジウムを実現し、発表者は日本側からは本研究研究者の三浦篤および寺田寅彦に加え、東京大学からは情報理工学系研究科の高野明彦、ウォラポン・スッパキットパイサーン(Vorapong Suppakitpaisarn)、フィリップ・コドネ(Philippe Codognet)、ENSからはベアトリス=ジョワイユ・プリュネル(Beatrice Joyeux-Prunel)、レア・サン=レモン(Lea Saint-Raymond)、フランス国立土木学校Paris Techからはマチュー・オブリ(Mathieu Aubry)、ソルボンヌ大学からはフィリップ・エスリング(Philippe Esling)の9名である。文理の壁を超えた企画として注目を集め、美術史学、フランス文学、情報工学、図書館情報学などの諸分野から反響を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度は世界的なコロナウイルス感染状況のために現地調査や招聘事業が実現しなかったためにやや研究実施上の遅れがあるものの、オンラインで文理合同型国際シンポジウムを開催して現段階で発表可能な研究成果を世界に向けて発信することができた。
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今後の研究の推進方策 |
世界的なコロナウイルス感染防止策のために2020年度には実現しなかったフランスなどでの現地調査および招聘事業を実現することを目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は世界的なコロナウイルス感染のために、国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))の本来の目的である現地調査及び海外研究者の招聘事業を含む国際会議が開催できず、オンライン国際シンポジウムの開催のみに活動がとどまったため。
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備考 |
国際シンポジウム「AIと人文科学:国境を越えて・分野を越えて」International Symposium "AI and Humanities. Beyond Frontiers, beyond Disciplines" を2021年3月22・23日にオンライン開催した。
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