研究課題/領域番号 |
20KK0040
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
鈴木 規之 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (60253936)
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研究分担者 |
岩佐 淳一 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (10232646)
佐藤 康行 新潟大学, 人文社会科学系, フェロー (40170790)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
西 直美 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (50822889)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2025-03-31
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キーワード | タイ / 市民社会形成 / 開発 / 住民組織 / ダイナミズム / ラオス / プラチャーコム |
研究実績の概要 |
研究代表者は研究協力者とともに第2回タイ人類学社会学会にオンラインで参加し、本研究プロジェクトの背景をDynamics of Civil Society Movements and Roles of Local Communities in Thailand, Japan, and Lao PDR: Common Experiences, Similarities, and differencesのタイトルで発表した。さらに、研究代表者は東南アジア教育大臣機構地域教育開発センター(ヴィエンチャン)による3rd International Seminar on Education for Rural Communities: “Education for Sustainable Livelihoods Development”においても本研究プロジェクトの背景を中心にEndogenous Rural Community Development: Laos, Thailand and Japanと題する基調講演をオンラインで行った。 コロナ禍のため、予定していた海外出張ができずオンラインで日本国内(研究代表者と研究分担者、研究協力者)の研究打ち合わせ、タイの海外共同研究者との研究打ち合わせ、ラオスの海外共同研究者との研究打ち合わせ、日本国内(研究代表者と研究分担者、研究協力者)の研究会を行った。 タイの海外共同研究者との研究打ち合わせにおいてはカウンターパートである東北部のコンケン大学と南部のソンクラーナカリンをつなぎ、また日本側の研究分担者・研究協力者と関係性を築いた。ラオスの海外共同研究者との研究打ち合わせにおいては、タイとは異なる「開発と市民社会形成」の考え方、状況について意見を交換することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍のため、予定していた海外出張ができずオンラインで日本国内(研究代表者と研究分担者、研究協力者)の研究打ち合わせ、タイの海外共同研究者との研究打ち合わせ、ラオスの海外共同研究者との研究打ち合わせ、日本国内(研究代表者と研究分担者、研究協力者)の研究会を行ったが、現地出張でしか得られない情報や関係性の構築、調査候補地の選定などができずに終わった。
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今後の研究の推進方策 |
海外出張が可能になるまでは、オンラインで日本国内(研究代表者と研究分担者、研究協力者)の研究打ち合わせ、タイの海外共同研究者との研究打ち合わせ、ラオスの海外共同研究者との研究打ち合わせ、日本国内(研究代表者と研究分担者、研究協力者)の研究会、海外共同研究者との研究会等を実施し、研究プロジェクトのフレームワークの形成を行う。 そしてワクチン接種やコロナ禍の状況の好転により海外出張が可能になれば、現地で海外共同研究者との研究打ち合わせや調査地の選定、予備調査を行う。 状況がさらに好転すれば、琉球大学においてワークショップを行うが、困難な場合はオンラインでのワークショップを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和2年度は、コロナ禍のため予算額のほとんどを占めていた旅費を研究代表者、研究分担者ともに使用することができず、研究協力者の1人が自国(ラオス)での調査に出発することができたのみであった(3月24日に出発し、3月26日にヴィエンチャンに到着したが、その後ラオス政府の指示により2週間の隔離)。 令和3年度はワクチン接種とコロナ禍の状況によりタイ・ラオスへの出張が可能になれば海外共同研究者との研究打ち合わせ、調査地の選定、予備調査等を行う。また、状況が許せば予定していた琉球大学におけるワークショップを行う。
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