研究課題/領域番号 |
21242019
|
研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
安藤 正人 学習院大学, 文学部, 教授 (90113422)
|
研究分担者 |
武内 房司 学習院大学, 文学部, 教授 (30179618)
加藤 聖文 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助教 (70353414)
|
キーワード | 戦争 / 植民地 / 占領地 / 原子爆弾 / 核兵器 / アーカイブズ / 記録 / 情報 |
研究概要 |
(1)「戦争の記憶と記録」チームは、2010年12月にベトナム国家アーカイブズ第1・第3文書館において調査を行った。(2)「支配の記憶と記録」チームは、2010年9月に米国立公文書館シアトル分館において、アジア系移民に関する資料の調査を行った。また、スタンフォード大学フーバー研究所において東アジア(日本・韓国・中国)関係資料の調査を行い、「篠田治策文書」などの収集を行った。(3)「核時代の記憶と記録」チームは、2010年10月、2011年3月の2回、テキサス医療センター図書館アーカイブズ(ヒューストン)において資料調査を行ったほか、米国科学アカデミー所蔵ABCC(原爆傷害調査委員会)資料の第1次デジタル化収集を実施した。また2010年10月にヒューストンで、元放影研副理事長ウィリアム・シャル博士、2010年7月に長崎市で、永井隆と共に原爆救護に関わった元看護師の田川千鶴子氏、同じく7月に台北で、長崎にて田川氏らと共に救護活動に関わった施〓山氏および長崎にて被爆した楊敏卿氏、2011年2月に東京で、京都帝大医学部学生として原爆投下直後の広島で調査活動に参加した石崎可秀氏の聞き取り調査をそれぞれ行った。さらに2010年10月13日に、高エネルギー加速器研究機構(つくば市)で、同機構と協力し「日米のサイエンス・アーカイブズを語る」と題する研究集会を開催し、米国議会図書館から招聘した智子・スティーン博士の講演会のほか、「シンポジウム・原爆アーカイブズの構築に向けて」を行った。そこでは、本科研メンバーの高橋博子、前川佳遠理、加藤聖文各氏が報告を行った。
|