研究課題
基盤研究(A)
物質・反物質の非対称性創成の機構を調べる上で、基本粒子の永久電気双極子能率(EDM)の探索は重要である。本研究では、CP非保存機構の解明をめざし、電子EDMを高精度で探索するために、電子EDMの増幅度が最大である原子量最大のアルカリ原子・放射性元素・フランシウム(Fr)に着目した。FrのEDMを測定するための鍵となる大強度Fr源の開発を行い、融解した標的を用いた新しい表面電離型イオン源の開発に成功した。その結果、Fr引き出し効率35%、一次ビーム(<18>^O)の強度200enAにおいて. 10^6Fr+/sを実現し、EDM測定の心臓部であるFr生成・輸送・トラップ技術を確立した。
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