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2010 年度 実績報告書

理系基礎教育のための総合的研修システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 21300284
研究機関北海道大学

研究代表者

細川 敏幸  北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (00157025)

研究分担者 西森 敏之  北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (50004487)
安藤 厚  北海道大学, 名誉教授 (20012510)
宇田川 拓雄  北海道大学, 教育学部, 教授 (30142764)
キーワードFD研修 / TA研修 / 基礎理科教育 / 職業規範
研究概要

1 新任教員のためのワークショップ型研修の再設計と試行
北海道大学ではすでに10年前から先駆的なワークショップ型FDを実施しており,全国的にも良く知られている。新任教員研修のプログラムに,職業規範の学習と新しい教育技術(e-ラーニング,クリッカー)を組み込み実施した。職業規範については論文として発表した(安藤他2011)。また,このタイプの研修に経験のある小笠原,細川が中心になって,次世代の新任教員研修プログラムを検討し,実施した。これらの成果は報告書としてまとめるとともにホームページに掲載した。
2 世界の大学におけるティーチング研修の基礎的研究
宇田川が中心となって,北米西海岸ベイエリア地区の様々なタイプの大学におけるリサーチ・ティーチングバランスを調査し,さらにこの地域から講師を招いてFDのノウハウの移植をはかった。さらに,最近すさまじい速さで教育改革を進めている中国,インドネシアの大学を訪問し,教育・学習センターの機能と組織を調査した。
3 アクティブラーニングのモデル授業の開発
本研究では大学初年次の基礎的科学を大学レベルのscience for allと位置づけ,志望する専門分野にかかわらず身に着けるべき基本的な素養と考えた。大学レベルの勉学に必須の項目を絞りこんだ上で,単に知識を覚えこむだけでなく,自分で考え,自分で確かめることにより高度の概念的な理解に到達するアクティブラーニングの設計を行い,1)クラスの大型化,2)演示実験,3)Web上でのコースウエアの常時開示,4)授業における演習の導入,5)それに伴うTAの本格的導入などを考慮し,実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 北海道大学教育倫理綱領および科学者の行動規範について2011

    • 著者名/発表者名
      安騰厚, 他
    • 雑誌名

      高等教育ジャーナル・高等教育と生涯学習

      巻: 18 ページ: 155-164

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 平成21年度北海道大学教育ワークショップ報告2011

    • 著者名/発表者名
      西森敏之, 他
    • 雑誌名

      高等教育ジャーナル・高等教育と生涯学習

      巻: 18 ページ: 165-185

  • [雑誌論文] TA Training and PFF Program at Hokkaido University2011

    • 著者名/発表者名
      Toshiyuki Hosokawa
    • 雑誌名

      高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習

      巻: 18 ページ: 39-42

    • 査読あり
  • [学会発表] 全学教育改革に関する学生アンケート結果-北海道大学における3年間の推移-2010

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅, 他
    • 学会等名
      日本高等教育学会第13回大会
    • 発表場所
      尼崎
    • 年月日
      20100500
  • [備考] 次世代FD報告書(2011年3月)について

    • URL

      http://socyo.high.hokudai.ac.jp/jisedai.pdf

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公開日: 2012-07-19  

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