研究概要 |
アメリカのカリフォルニア大学バークレー校のGSIのための「ティーチング・ガイド」と研究代表者が企画編集した「北海道大学TAマニュアル」を比較し,検討した UCバークレー校のGSIセンターから講師を招いて,日本での「教員を目指す大学院生教育(PFF)」を日本の大学院生に対して行う取り組みを行い,どの要素がマッチするか観察した。 ソウル大学の「学習と教育のためのセンター」を訪問し,「センター」の視察と意見交換を行った。「センター」のスタッフの数は40名程度で研究代表者の所属するセンターの何倍もあり,ソウル大学の意気込みが感じられた。 シンガポール国立大学を訪問した。ライティングセンターなどを視察したが,英語教育などでアジアからの留学生を受け入れることにより,大学が生き延びようとしていることが分かった。 UCバークレーを訪問し1週間に渡って,GSIが授業をするところを観察した。どのGSIも熱心で教育スキルが高く,長年のGSI研修の成果が現れていることが分かった。ティーチング・メソッドとしては物理の演習においても学生にグループ討論指せる方法が効果的に使われていた。 北海道大学の大学院の授業として,PFFを実施した。日本の大学ではその意義が未だ認知されていないが,数名の受講生が出席し,PFFのいくつかの要素を実際に行ってみることが出来た。
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