研究概要 |
(1)外国の大学への訪問調査 2010年7月に2名で台湾の3大学を訪問し,台湾の大学におけるFDの事情を調査した。台湾では6つの地域に分けて各地域にFDのセンターをおいている。またグループでアメリカの大学へ毎年調査に行っている。訪問した大学の一つである東呉大学は台北の1ブロックのセンターであり,教学センターはアメリカの方式を採用し豊富な人員を配置していた。 2010年8月に6名でスタンフォード大学とカリフォルニア州立大学を訪問しFDについて調査した。ひきつづき,カリフォルニア大学(UC)バークリー校を訪問し,GSI(大学院生講師)研修を受講するという形で視察した。この研修は,大学院生であるGSIコンサルタントが研修を行う側に参加して活躍していた。 2010年9月にカナダのダルハウジー大学でのFDに関するシンホジウムに参加した。ひきつづき,アメリカのインディアナ大学を訪問しFDやIRについて調査した。さらに,2010年12月に4名で香港大学を訪問しFDについて調査した。 (2)日本型PFFのためのいくつかの要素の試行 2010年4月にTA研修会を行い,2010年6月と11月に着任してから5年以内の教員に対する教育ワークショップを行った。また,2010年10月には中堅教員に対するマネジメント能力開発のためのワークショップを行った。2010年7月にはUCバークリーから2名の専門家を招いて,アメリカ型のPFFと英語によるライティング研修を北大の大学院生に対して行った。2010年10月にUCバークリーのGSIコンサルタントを招いて物理学科のGSI研修を支援した。また,2010年度後期に授業としてPFFを実践した。
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