研究課題
<研究会活動>「ロシアの諸宗教」邦文論文集に向けて、7月10日に第2回目の研究会を行った。松里がロシア正教会について自分の原稿に基づいて報告し、そのほか研究分担者・連携研究者が執筆の進行状況について報告した。<現地調査>12-1月、ロシア正教会と南オセチア教会との関係を調査するため、松里が南オセチアに出張した。2月、ロシアのイスラーム宗務行政を調査するため、松里がダゲスタンに出張した。3月、ロシアとインドの宗務行政の比較のため、松里がインドに出張した。<海外での研究発表>松里が4月20-21日にブラゴヴェシチェンスク(ロシア極東)で開催された国際コンフェレンス「良心の自由:国際的標準と各国の実例」において、「非アラブ辺境におけるムスリム行政の類型論:トルコ、ロシア、インド、中国」という題で報告した。7月26-31日にストックホルムで開催された中欧東欧研究国際協議会(ICCEES)において、英・米・ポーランドの第一線の研究者を招いて、「21世紀における宗教と人文地政学」という題でパネルを組織した。長縄が、上記ICCEESのほか、ASEEES(北米のスラブ学会)、ニジニ・ノヴゴロド、ヘルシンキ、京都などにおいてイスラームについて活発に報告した。井上が8月にトロントで開催された国際宗教史学会で、「共産主義後のシベリアにおけるシャマニズムについての言説」という題で報告した。<出版>藤原の博士論文に基づく単著『呪われたナターシャ』が出版された。長縄等が2008年にカザンで組織した国際学会の報告集が、Волго-Уральский регион в имперском пространстве:XVIII-XX вв.としてモスクワで出版された。
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Inner Asia
巻: 12:1 ページ: 143-156
Acta Slavica Iaponica.
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