研究課題/領域番号 |
21330106
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
内田 和成 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70434264)
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研究分担者 |
石井 淳蔵 流通科学大学, 商学部, 教授 (50093498)
黒岩 健一郎 武蔵大学, 経済学部, 准教授 (00366840)
水越 康介 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (60404951)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 市場志向 / 価値創造 / リレーションシップ |
研究概要 |
本研究では、リレーションシップ・モデルの下で市場志向型組織を捉えなおし、価値共創概念までを含むマーケティング理論の精緻化を行う。われわれのみる限り、これまでRM研究において重視されてきた諸概念の多く(トラスト、コミットメント、顧客維持、あるいは顧客生涯価値)は、市場志向研究によって明らかにされてきた市場志向型組織によって優れて実現されるとともに、価値共創を帰結することによって新たな市場を切り開く契機になる。同時に、この試みはマーケティング理論そのものを刷新し、新たな理論枠組みの提示にもつながる。 研究最終年度となる本年は、これまでの研究成果の取りまとめを進めるとともに、今後のさらなる研究発展に向けた手がかりを模索した。特に重要な研究知見として、大きく3つを指摘することができる。第一に、価値共創を実現する市場志向型組織に焦点を当て、特にサービス業におけるオーナーシップ概念の重要性とその精緻化、さらには具体的な事例分析を行った。第二に、近年のソーシャルビジネスの広がりやコミュニティの重要性に注目するとともに、一方でそうした新たな社会性の基盤となりつつあるITの双方を見据え、価値共創が実現される新しい空間の考察を進めた。最後に第三として、これまでの研究知見を踏まえつつ、リレーションシップ・モデルを前後して再構築されつつあるマーケティング理論の枠組みについて、過去と現在、さらには未来を含むマーケティング論一般の考察をまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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