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2010 年度 実績報告書

市民社会による移住者コミュニティ受容の日韓比較:人間安全保障の観点から

研究課題

研究課題/領域番号 21330128
研究機関大阪経済法科大学

研究代表者

武者小路 公秀  大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 特任教授 (80053536)

研究分担者 華 立  大阪経済法科大学, 教養部, 教授 (20258081)
早尾 貴紀  大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 客員研究員 (20449846)
宣 元錫  大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 客員研究員 (10466906)
小倉 利丸  富山大学, 経済学部, 教授 (60135001)
羽後 静子  中部大学, 国際関係学部, 准教授 (80410653)
野田 真里  中部大学, 国際関係学部, 准教授 (90334995)
キーワード移住者コミュニティ / 人間の安全保障 / ナショナリズム / 多文化共生 / アイデンティティ / 市民権 / エンパワメント / 人権
研究概要

本年度、日本チームは、2月12日大阪府八尾市においてヴェトナム人コミュニティへの聞き取り調査を行ったほか、下記の主題に関する研究会を開催した。「ナショナリズムと『戦後』天皇制の終焉:移住者コミュニティの不安全との関連」(2010年4月25日)、「移住者の人権と多文化共生の法制度」(6月27日)、「結婚移民に対する移民ネットワークと移民コミュニティの役割-インドシナ難民の配偶者の事例から」「日中『業者』国際結婚の研究」(8月28日)、「生物多様性と文化の多様性:南からの移住者コミュニティの担う仲介者の役割」(10月19日)、「在日コリアンと日本人、共生への課題:新世紀から100年を振り返る」(2011年1月30日)。
韓国研究チームは、2010年12月17日に、「移住コミュニティの人間の安全保障:多文化共生とナショナリズム」研究シンポジウムを、韓国社会学会の総会(ソウル)の日本からの独立企画として開き、韓国社会学会の注目を引くことができた。フィリピン・チームは、2011年1月12日にケソン市フィリピン大学で「人間の安全保障と移住:フィリッピンの場合」研究シンポジウムを開催して、日本と韓国へのフィリピン女性移住者を比較するとともに、帰国移住者とその混血児のフィリピン国内での「人間の不安全」問題について比較討議した。ヴェトナム・チームについては、初年度末に大型のシンポジウムを開いたあとなので、2011年度の研究シンポジウムの参考とするため、ヴェトナム・チームの主査、レティクィ・ハノイ大学教授(女性と開発研究所長)による韓国・日本の視察旅行を2011年2月16日から20日にかけて実施した。その際に韓国クミ市と日本の名古屋市のヴェトナム移住者とそのサポーターと面談、ミニシンポジウムを開催し、韓国とフィリピン・チームが、本年度成果を本プロジェクトで共有することにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] State and Immigrant Diaspora Identity in Contemporary Japan2011

    • 著者名/発表者名
      Kinhide Mushakoji
    • 雑誌名

      Transnational Migration and Human Security, Springer-Verlag(Thanh-Dam Truong et al eds)

      ページ: 1-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 西欧近代化の限界と持続可能な開発教育(ESD)の行方2011

    • 著者名/発表者名
      羽後静子
    • 雑誌名

      アリーナ

      巻: 11号 ページ: 81-96

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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