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2010 年度 実績報告書

自立とソーシャルワークの学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330142
研究機関立教大学

研究代表者

庄司 洋子  立教大学, 21世紀社会デザイン研究科, 特任教授 (70139351)

研究分担者 菅沼 隆  立教大学, 経済学部, 教授 (00226416)
河東田 博  立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (80258318)
河野 哲也  立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
野呂 芳明  立教大学, 社会学部, 教授 (60218378)
湯澤 直美  立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (50308102)
キーワード社会福祉関係 / 社会学 / 経済政策 / 哲学
研究概要

本研究の目的は自立概念の再構築である。2年目である本年度は、前年度に引き続き、3つのユニット別に、自立についての規範的意味とソーシャルワークの実践との関係の検討をすすめていった。また、尼崎市の社会福祉事務所での調査などユニットを越えた研究を行うこともできた。
社会福祉研究所の紀要『立教社会福祉研究第30号』(2010年度)では、当該年度の研究成果を発表するための特集を組み、「脱施設化にみる自立と地域生活支援の実態と課題」(河東田)、「道徳的な普遍化要請の起源」(河野)、「自立と恋愛」(研究協力者:深田耕一郎)、「十勝圏域の脱病院化への道のり」(研究協力者:酒本知美)が成果として発表された。また、研究所主催の研究例会では「障害年金に関する論点整理」(研究協力者:百瀬優)、「障害者とセーフティネット」(研究協力者:田中聡一郎、百瀬優)など発表が行われた。このように、それぞれの研究成果を共有することで、研究の進捗状況や内容を相互に確認することができた。
これ以外でも、それぞれの専門領域において研究が進められている。家族によって担われてきた「ケア」の社会化(庄司)、デンマークにおける自立支援政策としての失業保険の現代的な展開について調査・しょうがい者自立支援政策に関する資料の収集(菅沼)、「地域貢献住宅」を通した自立(個人や家族)のあり方の検討(野呂)、雇用と福祉を通した女性と子どもの自立についての質的調査(湯澤)である。
このように、社会福祉・ソーシャルワークにおける自立概念の再構築に向け、昨年度までの研究を元に議論を発展させ、次年度の総括に向けた準備を行うことができた1年であった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] デンマークにおける失業手当期間の短縮-フレクシキュリティの解体?2011

    • 著者名/発表者名
      菅沼隆
    • 雑誌名

      週刊社会保障

      巻: 2616号 ページ: 42-47

  • [雑誌論文] 脱施設化にみる自立と地域生活支援の実態と課題2011

    • 著者名/発表者名
      河東田博
    • 雑誌名

      立教社会福祉研究

      巻: 30号 ページ: 3-9

  • [雑誌論文] 道徳的な普遍化要請の起源:共感の拡張について2011

    • 著者名/発表者名
      河野哲也
    • 雑誌名

      立教社会福祉研究

      巻: 30号 ページ: 11-19

  • [学会発表] 教育における力の概念の生態学的理解2010

    • 著者名/発表者名
      河野哲也
    • 学会等名
      教育哲学会第53回大会
    • 発表場所
      中央大学多摩キャンパス
    • 年月日
      2010-10-17
  • [学会発表] 自閉症の知覚から分かること:障害とは何か=何が障害であることを命じるのか2010

    • 著者名/発表者名
      河野哲也
    • 学会等名
      2010年度哲学若手研究者フォーラム
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター
    • 年月日
      2010-07-17
  • [図書] 道徳を問いなおす:リベラリズムと教育のゆくえ2010

    • 著者名/発表者名
      河野哲也
    • 総ページ数
      254
    • 出版者
      ちくま書房

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公開日: 2012-07-19  

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