研究概要 |
本研究では,中距離用の3次元レーザ計測装置によって生産設備やプラントを計測して得られた大規模点群データから,形状情報を効率的に抽出するための新しい形状処理カーネルを開発することを目的とした.この目的を達成するために,球面画像と3次元点群が連携しながら,効率的な点群処理を行える新しいデータ構造を定義するとともに,そのデータ構造に基づいて,大規模点群を扱うために必要となるアルゴリズム群を開発し,点群処理カーネルとして体系化した.さらに,実際の生産設備(発電プラントと自動車の組立ラインなど)の点群計測データを用いて,開発した点群処理カーネルの有効性・実用性を検証した.
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