研究概要 |
補強土壁を対象に,現状の設計モデルの精度を評価し,部分安全係数を用いる設計手法のフレームワークを構築した.地震リスクを考慮するライフサイクルコストの算定法を確立した.施工時の損傷,土中環境が高分子補強材の長期安定性に及ぼす影響を調べるための実験手法を開発し, HDPEジオグリッドの長期材料強度特性を明らかにした.実構造物のデータを用いたライフサイクルマネージメントを可能にするICT(情報通信技術)ベースのモニタリング手法を確立した.これら地盤補強技術の高度化に関する成果は,道路,鉄道,宅地整備などで構築される土構造物の長寿命化に貢献する.
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