(1)高瀬川水系(青森県)における全窒素および全リンの流出特性を流量と負荷量の関係式を用いてモデル化するとともに、全窒素および全リンの流出特性の違いが、河川の流域特性により説明できることを示した。(2)高瀬川水系の下流に位置する小川原湖への、主要流入河川からの全窒素および全リンの年間総流入量はそれぞれ1.1×10^3t、2.7×10tと算出された。(3)代かき期における河川への栄養塩の流出はリンは大きいが窒素は少なかった。(4)懸濁物質の有機物組成が、河川や季節により変動することを明らかにした。
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