研究概要 |
平成10年に作成した8, 648人のコホートから平成20年末までに300人の心血管疾患罹患を確認した。また追跡開始12ヶ月後~平成20年末までに98人の2型糖尿病罹患を把握した。全心血管疾患罹患に対して緑茶や牛乳の摂取が多い者ではリスクが低く、肉魚の摂取バランス不良、淡色野菜や果物の低摂取頻度、主食の多量摂取ではリスクが高かった。2型糖尿病罹患に対しては肉魚どちらも少ない場合にリスクが高かった。保存血清の検査データでは、高感度CRPが全心血管疾患、虚血性心疾患、2型糖尿病と、尿酸が2型糖尿病と、LDLコレステロールが虚血性心疾患および2型糖尿病と正の関連を示し、総ビリルビンが2型糖尿病と負の関連を示した。
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