研究課題
基盤研究(B)
脳腫瘍に対する血管新生抑制療法の抵抗性の克服と、次世代の腫瘍血管内皮細胞を標的とした治療を提案した。1.血管新生抑制作用のある抗癌剤の効果:CPT-11を低用量持続性に投与することにより、通常用量の間歇的投与に比べて、体重減少という全身副作用がなく、腫瘍血管新生および低酸素領域の出現を抑制することによりグリオーマの増殖を抑制することができた。2.血管新生抑制療法の抵抗性の克服と標的としてのケモカイン:VEGF 中和抗体(bevacizumab)の治療によるグリオーマの再発モデルを作成した(Brain Tumor Pathol 2010、J Oncology 2010)。抵抗性の標的としてCXCR7 に注目し、CXCR7 特異的抑制物質、low molecular weight heparin(LMWH)の効果をグリオーマモデルで明らかにした。3.新規血管新生抑制療法の開発:ワクチン腫瘍内皮細胞ワクチンのグリオーマに対する効果をin vivoで検討した。腫瘍細胞単独ワクチンに比べて腫瘍内皮細胞を併用したワクチンで増殖抑制効果が強くみられた。
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