研究課題/領域番号 |
21402042
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
堀田 泰司 広島大学, 国際センター, 准教授 (40304456)
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研究分担者 |
二宮 皓 放送大学, 副学長 (70000031)
上別府 隆男 東京女学館大学, 国際関係学部, 教授 (50350707)
秋庭 裕子 一橋大学, 商学研究科, 講師 (10313826)
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キーワード | 教育学 / 教育政策研究 / ヨーロッパ研究 / 大学の国際化 |
研究概要 |
今年度は、研究者チーム全体でその研究成果を国内外の学会並びに論文等で発表した。以下に23年度の具体的な活動を記載する。 [全員]5月に(全米)比較・国際教育学会(CIES)にてボローニャ・プロセスの欧州、北米、アジアへの影響について、研究チーム全員がそれぞれの担当地域並びにテーマについて発表し、6月には日本比較教育学会にて同様のテーマで堀田、上別府、秋庭の3名が発表できたのは、本研究成果の公表に十分な効果をもたらした。また、出版物としては、今年度は論文を3本執筆し、24年度以降も本テーマに関する著書の出版を計画しているので、本研究の成果は、今後もより広く公開されていくであろう。 [堀田]23年度は、欧州の現地調査は行わず、上記2つの国内外での発表のとりまとめを行い、論文としては、欧州における高等教育の発展について2本の招待論文を発表することができた。 [秋庭]23年度のマレーシアにおける現地調査の後、関係者とメール等でフォローアップを行い、24年3月マレーシアの会議に参加して、情報収集をおこなった。学生交流のハブとなり域内交流を目指すには、高等教育の質保証が急務とされているが、高等教育改革が短期間に押し進められているため、大学関係者の間には大きな負担とミスコミュニケーションが生じていることが明らかになった。 [上別府]24年2月AIEA(ワシントンDC)に出席し、ケンタッキー州におけるTuningプロジェクトの担当者へのインタビュー、及びルミナ教育財団・高等教育政策研究所訪問調査を行い、米国におけるボローニャ・プロセスのインパクトの1つであるTuning USAの実施状況について情報収集を行った。当初の3州が拡大し、現在は10州で行われており、米国内の高等教育のニーズ(特に大学修了率の増加)と連動していることが明らかになった。
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