研究課題/領域番号 |
21405017
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡邉 和男 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (90291806)
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研究分担者 |
河瀬 真琴 (独)農業生物資源研究所, ジーンバンク, 研究主幹 (00192550)
MATTHEWS Peter 国立民族学博物館, 研究部, 准教授 (70281590)
阿部 健一 総合地球環境学研究所, 研究推進戦略センター, 教授 (80222644)
西川 芳昭 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (80290641)
香坂 玲 名古屋市立大学, 経済学研究科, 准教授 (50509338)
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キーワード | 民族学 / 植物 / 遺伝子 / 環境材料 / 育種学 / 保全生物学 |
研究概要 |
在来植物遺伝資源の多様性の検討のため日戦記等文献を調査し、6月にインターネット会談を行い、香坂、阿部及び西川の分析を受けミャンマーの調査適正地を見極めた.大雨などの気候、作物の栽培時期及び保安などの観点からミャンマー北部カチン州の少数民族地帯の焼き畑を渡邉と河瀬が現地調査した.調査の環境倫理的な留意事項は10月に松井、西川及び渡邉で検討し、International Society for Ethnobiologyの倫理規定等参考し活動することにした.ミャンマー政府と協同研究契約と材料上と契約に基づき収集した遺伝資源は、日本へ分譲を受けた.日本に導入した材料は、渡邉、院多本マシウスらが多様性解析に供試した。遺伝的多様性について、マンゴーの論文を発表した.ミャンマーについて、現地調査に基づき在来バナナ品種及びヤシのモノグラフを作成した。 今後の調査研究の推進と協同教育・研究のために東南アジア及び東アジアの植物遺伝資源研究教育大学の中核教員・研究者を別資金で筑波大学に招聘し、ワークショップを開催した.Proceedingが2010年5月頃に発表予定.これに続いて、東南アジアからJSPSの別資金で研究者を招聘し、熱帯果実等在来希少遺伝資源多様性実験研究をミャンマー、インドネシア、タイと開始した. 個別協力要請があり、パキスタン北西辺境州(NWFP)について、過去からのコーハット大学との交流協定の基づき部族集落で生活を支援している絶滅危惧にある在来希少植物の遺伝子及び生理活性物質の多様性を評価した.成果は4件の論文発表と1件のモノグラフとして出版あるいは予定。
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